妖精

妖精が小さいとは限らない

ちびちゃんたちは、突然大きくなることがあります。

昨年の秋、急に大人になったのでびっくりしました。

女の子のちびちゃんは、私よりも背が高く、すらりとした腕と脚を持った、とても美しい女の人でした。私のベッドに腰かけて、髪をとかしていました。

ちびくんは前髪が少し額にかかったかっこいい男の人です。ちょっと妻夫木くんに似ています。

もう一人の男の子ちびたんはいつものように寝そべっていましたが、なにしろカラダが大きいので、じゃまになってしまいます。私が座るところを占領しないで!と何度言ったかわかりません。

あの、ちっちゃなちっちゃなちびちゃん、ちびくんたちはもういないのかしら?と思ったら泣けてきました。でも数日経つといつの間にか、大人のちびちゃんたちは元通りの小さな妖精に戻って、私のまわりをちょこちょこ歩き回っていました。

ちびくんは私の背中に登るのが好き、ちびたんは私の肩に座って、一緒に出かけます。

女の子のちびちゃんは部屋でお留守番。今は白い毛糸の帽子、白いふわふわの毛のブーツを履いて、おしゃれを楽しんでいます。一体、どこでそんな素敵な洋服を手に入れるのかしら?といつも不思議に思います。夏の間は、茶色いポッケがついた緑色のノースリーブ・ワンピースを着ていたのですから。

妖精が大きくなったり小さくなったりすることは、結構あることなのだと後で知りました。

アイルランドの詩人、イェイツが『ケルト妖精物語』(井村君江編訳・ちくま文庫)の中で、こんなことを言っています。

「妖精たちを小さいものとばかり思ってはいけない。何をしても気まぐれであるから、背丈すらも気分次第、自分の好きなように背丈や姿を変えるらしい」

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風の神さまの言葉を伝える妖精

今日もわたしの妖精のお話。新しい幸せの風が吹いてきたとき、私が迷っていると、「早く、早くう」と急かして、背中を押してくれるのは決まって、いちばん小さな女の子の妖精です。

彼女の判断は正しいことが多く、私が尻込みして風を逃したりすると、「だから、言ったでしょ」とたしなめられます。叱るだけじゃなくて、ちゃんとなぐさめてくれるのが可愛いところです。

あのとき、こうしていたら・・・と思うのは誰でも経験があると思います。前に進むかとどまるか、そんな決断を迫られたときは決まって、風の神さまが何かの形で知らせくれているはずです。

でも、一度逃した風が再びすぐに、自分のもとへ戻ってくることはなかなかありません。早くて半年後、ときには2年も3年も経って、やっと風が吹いてくることもあります。

だから、風が目の前に吹いてきたときは、すかさず風の流れに乗らなければならないのです。怒涛のごとく、風の神さまからの幸せのヒントが日常を駆け巡るはずですから。

竜巻みたいにくるんと体を囲んで、自分の時空にとどまっているうちに。

Fh010002_2009_3 写真はポプラの葉っぱの赤ちゃんです。古代ケルトの人々は、ポプラを「風の神さまの使者」と呼び、“魂で聴く耳を持つ樹木”として神聖視していました。あらゆる樹木の中で、最も優れた耳を持つ樹木なんですよ。

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わたしの妖精

いつも、私を守ってくれている妖精がいます。

3人のちびちゃんたち。おしゃれが好きな女の子と男の子2人です。

女の子の妖精はネイルをするのが好き。私がネイルを塗っていると、ちびちゃんの手に合うくらいの、小さな小さな赤いネイルがどこからか現れて、自分でも塗っているのです。ふうふうと爪を乾かす様子は私たちと一緒です。

今はラメ・フレンチに凝っているらしく、銀や金の小瓶から、砂粒くらいのラメをとって、爪の先にのせようと一生懸命頑張っています。

Rimg1261_2009 男の子の1人ちびくんは羽根があって、空が飛べます。もう1人の男の子ちびたんは旅人みたいな格好をして、自由気ままに私の部屋のなかを探検しています。寝転がってのんびりしているときのほうが多いですけど。

3人は現れたり消えたりします。今はそばにいてくれています。

写真はフィレンツェのメディチ家礼拝堂、黄金の天使の鏡。

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